こんにちは、あずきラテです。
今日は我が家のお猫、りきおのてんかん発作について書いていきたいと思います。
症状や違和感を細かく綴っていくので、何かの参考になれば幸いです。
INDEX
かすかな前兆
瞬膜がでる
初めて発作を確認する1か月前くらいから、りきおの左目に違和感を感じていました。目頭側にある瞬膜という膜が、頻繁に出てくるのです。
後ろを振り返った時や、顔を左に動かした際に、瞬膜が半分以上あらわれます。しかし、両目ではなく片目だけだったというのと、たまーにしかなかったので病院に行くか迷っていました。両目の場合は結膜炎や感染症、ストレスなどが多いようです。
参考動画です。
りきおの場合は常に出ているわけではなく、振り向いた時にだけ出るようです。
普段とは違う行動をとる
発症までは、普段と違う行動をとるようになっていました。
普段は行かない部屋のクローゼットの奥にひっそりと身を沈めていたり、倉庫にや玄関に出てコンクリートをひたすら舐めたり、狂ったようにご飯を求めてきたり。
なかでも、コンクリートを舐めるのがとにかく頻繁で、りきおは昔から写真やビニール袋など化学製品を舐める癖があったので、最初はそこまで気にしていませんでしたが、止めなかったらひたすらなめ続けているのでさすがにおかしいと思うようになりました。
この時はこれもてんかんが原因だとは思っていませんでしたが、先生によるとこれらの行動もてんかんのせいだったようです。
ある日よだれを垂らしていた
2018年4月11日
夜10時ごろ気づいたらよだれを垂らしていました。私は直接見ていないのですが、量は少なかったようで、まだ猫に慣れていない家族が言うもんだからそこまで気にしてはいませんでした。(この時点で、りきおと私が実家に帰ってきてからまだ2か月。実家では猫を飼ったことはありません。)
2018年4月12日
またしても夜気づいたらよだれを垂らしていました。部屋にポツポツと水滴のようなものが2~3個あり、口元は少し湿っていました。そしてこの日は、高めの声で鳴きまわり、いつにも増して、すさまじい勢いでご飯を要求してきました。
この二日でよだれを垂らしていることがはっきりと分かりましたが、まだ垂らしている現場は見たことが無く、症状も説明できないので確信をもって病院に行くことができません。ただ、この時から発作はあったんだと思います。
発作は突然やってくる
2018年4月14日
夜ベッドで一緒に寝ていると飛び跳ねるように起き上がり、座った状態でキョロキョロし始めました。次第に左顔面がピクピクと痙攣し、よだれがを垂らし始めましたが痙攣は数十秒で落ち着きました。
何度か高い声で鳴いて、一定の速度で家中を歩き回ります。この日も何かに憑りつかれたようにご飯を要求してきました。
この時ではありませんが、りきおの部分発作は下の動画のような感じです。
その後は何事もなかったかのようにケロッとしています。
病院へ
素人目でなんとなく、てんかんではないかと予想はついていましたが、この日の昼間に隣町の評判がいいという病院へ行きました。
症状を説明し、血液検査もしてもらいました。
診察結果は特発性てんかんでした。
ただ、原因はわからず、脳に損傷などの異常があるのか、もしかするとリンパ腫の再発かもしれないとのことでした。(りきおは1歳の時にリンパ腫をやっています。)
原因の特定にはMRIをとらないといけないが、
・人間と違ってジッとできないので全身麻酔を打たないといけない→猫にかなり負担がかかる
・この病院の近辺でMRIがとれるのが、隣の隣の市の県内の医大か、隣県の大きい病院しかないということで、移動が苦手な猫にとってはかなりストレスになる
・MRIをとっても確実に原因が特定できるわけではない
・金銭面での負担が大きい(およそ10万はかかるとのこと)
これらの注意点と負担があるのであまりおすすめはしないと言われました。
ただ、この先生は、隣県の病院には月に何度か行く用事があるので一緒につれていってあげてもいいと言ってくださり、なんて良心的な先生なんだと思いました。
とりあえずMRIは保留にして、よく考えることにしました。この病院では薬は出してもらえず、もしまた次の発作が起きたら連絡してくれと言われ診察は終わりました。
ついに全身発作が起きる
2018年4月15日
病院に行った日の夜中日付が変わったころ、りきおが寝ているときについに全身痙攣が起きます。
流れはこれまでと同じように、ピクンと跳ね上がり、辺りをキョロキョロした後、顔がピクピクして激しく体が震え出しました。よだれが出てきて痙攣は数十秒で落ち着きましたが、いつものように高い声で鳴きはじめました。
その時の動画です。
左足が硬直しているのわかると思います。りきおの場合、目の瞬膜にしろ顔面発作にしろ、一貫して特に右半身よりも左半身に異常が見られます。
この日は発作の直後に家中を3分くらい走り回りました。その後、家の中の同じコースを何度も何度も一定の速度で歩き回り、次第に落ち着きます。
動画を持って違う病院へ
この日の昼にこの動画を持って昨日とは違う病院へ行きました。
なぜ違う病院にしたかというと、昨日の病院は自宅から40分くらいと遠くて、かかりつけにするには緊急時に困るかもしれないと思ったのと、違う先生の意見を聞きたかったためです。
この病院は自宅から5分程度で驚くほど人がいましたが、結果的にとてもいい先生に出会えました。
動画を見せると即答で、おそらくてんかんだろうと言われました。
原因はわからないが、瞬膜が左目だけ出ることや発作の症状が左側に出ていることから、脳に異常があるのは間違いないだろうと。
ただ、昨日の先生と同じようにMRIを受けるのは負担がありすぎるので、おすすめはしないと言われました。
とりあえずてんかんの薬を飲ませて様子を見ようということで、この日は症状を抑える注射を打ってもらい、次の日からフェノバールというお薬を飲むことになりました。
発作には一連の流れがある
観察しているうちに、毎回同じ行動をとっており、一連の流れがあることがわかりました。
りきおの場合、
ピクンと飛び跳ねる
↓
辺りをキョロキョロしはじめる
↓
顔がピクピク震え出す
↓
よだれが大量に出てくる
↓
数十秒で落ち着く
↓
高い声で鳴く
↓
走り回る
↓
ご飯を要求してくる
↓
一定の速度で同じコースを何度も歩き回る
というものでした。ほぼ毎回この流れ通りに行動します。
流れがわかると事故を防げる
流れがわかると発作の前の前兆がわかうようになるので、発作が来るとわかったら周囲のものをのけたり、高いところにいる場合は降ろしてあげたり、周りにやわらかいものを置いたりしましょう。発作時の事故を防ぐことができます。
発作の時は意識がないので呼びかけても反応がありません。さすったりせず、周囲を安全な状態にし見守ることが大切です。余裕があれば動画などで記録をとっておきましょう。
その②へつづく